のぶろぐ | スペインで野球ときどきベースボール

サッカーの国スペインのバレンシアで野球をしながらスペインの日常を記す冒険の書(2020年3月に日本に帰国)

バイバイ。20代。

みなさん、こんにちは。

お久しぶりです。どんな書き出しにすればいいか分からないくなってしまったくらい久しぶりですね!

明日で30歳になる淺沼です。

しばらくブログは書かないつもりでしたが、20代も終わるということで、10年の振り返りの意味も含め、今の気持ちを書いてみました。

読んでやってもいいよという方は、ながら程度でもいいので最後まで目を通していただけると嬉しいです。

10年

どこまでも強く太くぶれない"真っ直ぐ"を貫いた20代前半。

ぶれない真っ直ぐだけだと簡単に折れてしまうことを知り、信念を"一点"に留めどこまでもやわらかく受け入れられる心持ちを意識した20代後半。

思考も行動の源も前半と後半では180度変わったと思います。


マイノリティでいる不安を感じながらも"生きる"を体感した20代前半。

マジョリティでいる安心感を感じながらも高い高い"平均"と少しの余白も許されない自己責任の中で生きる苦しさとみんなのすごさを実感した20代後半。


10年前の自分に会うならどんな声をかけるかも考えたりする。

"やめたほういいよ。"

"その道はさみしいぞ。"

"意味ないよ。"

それとも、

"そのまま行け!"

かな。


後悔も喜びも挫折も充実感もこれ以上ないってくらい味わった10年間。

きっと幸せなことだったんだろうな。

この道を歩いてきて良かったのかなと何度自問自答もしたことか。

それでもあの高校を選んで、あの大学を選んで、新卒であの道を選んで、あの夢を叶えて、あの挫折を知って、あの一筋の光が見えて、今に至る。

どれひとつ、誰一人欠けてたら全く別の人生だっただろうなって思います。


そして、今思い返すとこの10年の前半は喜びを受け入れるのがずいぶん下手くそだったなと思います。

感情を出すのも上手くできなかった気もする。

いろんな人を嫌な気持ちにもさせたね。

それでもたくさんの出会いや別れ、経験が少しずつ自分の心をやわらかくしてくれたとも思います。


怒りは怒りで返さない。

悲しみは広げない。

喜びは躊躇わない。

幸せは独り占めしない。


もうみんなは見えないところまで遠くに行ってしまった気もする。

というより自分が別の方向に走ってきてしまった感じ。

もうどんなに走っても追いつけないくらい。

どこにいることが、なにをすることが自分にとって誰かにとって一番いいんだろうね。

相変わらずそれを見つけることができないままこのブログを書いています。


自分もみんなも暮らしも社会も日本も世界も目まぐるしく変わったように感じる10年。この先の10年も考えられないくらい変わっていくんだと思う。

どんな世界になってるかな。

車が空を飛んでるかな。

仮想空間の中で生活してるかな。

平和かな。


十万馬力に憧れた子ども達が今の社会の基盤をつくり、

竜の王に奪われた世界を取り戻すために勇者になって1人冒険に出た子ども達が社会を支えて、

151匹に無限大の夢を見た子ども達が子どもを育てる親になって、

あっという間に次の世代へとバトンをつなぐように。

そんな中でも"大切"の根本はきっと変わらないだろうから、お金持ちじゃなくてもイケメンじゃなくてもそこに気づけるようにだけいたいな。


今までもこれからも誰もやらないことをやりたいわけじゃなくて、自分だからできることを続けていきたいなって思います。

最近はやりたいことよりやってはいけないことを探してしまってる気もするね。

どんな未来や出来事が待っていても、今まで通り凹んだり喜んだり苦しんだり上手く諦めたりしながら一歩一歩進めたらなって思います。

またいつかみんなと会えた時に笑って話ができるように。

輝いていたいね。

輝いていようね。

ありがとう。20代。

バイバイ。夢のような20代。


30代、よろしくどうぞ。

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