スペイン国旗のもつ意味
突然ですが、「スペイン」といえば何を思い浮かべますか?
フラメンコや闘牛、パエリアや生ハムなどなど、、、こんな感じのことを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
自分もそうです!
そしてスペイン国旗といえば、簡単にあの赤と黄色の情熱的な色の国旗をイメージできるとも思います。
今回はそんなスペインの国旗の意味を調べてみたので記事にしてみます。
まずスペイン国旗といえばこの国旗です!
この国旗は「ロヒグアルダ 血と金の旗」と呼ばれていて、赤色は戦いのときに流れた血を、黄色は豊かな国土を表しています。
スペインでは様々な時代に多くの地域や王国が合わさったり離れたりしながら国旗や国章が変わってきましたが、40年ほど前に今の国旗になりました。
この国旗自体は皆さん見たことのあるものだと思います。
次は国旗左側にある紋章に注目していきましょう。
この紋章は、かつて存在した5つの王国と現在の王室の紋章がそれぞれ描かれており、1つの盾として表されています。
そしてその盾を支えるように2つの柱(ヘラクレスの柱)があり、その柱を繋ぐようにリボンが巻かれています。
この巻かれたリボンにはラテン語で、
【PLVS VLTRA (プルス ウルトラ)】~さらに彼方へ~
と記されています!!
某人気ヒーロー漫画に出てくる【PLUS ULTRA】もここからきているのではないかといわれています!
しかし実は以前は「PLVS VLTRA」ではなく「NON PLVS VLTRA」(この先には何も無い)と記されていたらしいです。
それにはこんな物語があるそうです。
(ちょっと昔話)
・・・
それは大航海時代の新大陸発見以前、地球は球体ではなく平面状だと考えられていた時代に遡ります。
人々はジブラルタル海峡(スペインとアフリカに間にある海峡)を超えて西へ向かうと地球の端にたどり着きそこから何処かへ落ちてしまうのではないかと考えられていました。
そのため、そこより先へ冒険者や船乗りたちが進まないようにギリシャ神話のヘラクレスが立てたとされる柱のジブラルタル海峡(スペインとアフリカのそれぞれの岬)を目印に【NON PLVS VLTRA】「その先には何も無い(ここが世界の果てである)」と示していたといいます。
しかしコロンブスたちが新大陸を発見し、地球は丸いことが証明され、世界の果てなどないと分かったことにより当時の国王が「NON PLVS VLTRA(その先には何も無い)」から「PLVS VLTRA(さらに彼方へ)」に書き直させたといわれています。
そしてこの「PLVS VLTRA」が現在の紋章にも使われているということです。
・・・
世界の歴史や数々の王国が影響してこの紋章があるんですね~
想像するだけでゾクゾクするようなロマンがあります!
ちなみにこの国旗、政府機関などで使われるときには紋章が入っていますが、一般に使われるときには紋章がない国旗が使われることが多いそうです。
これらがスペイン国旗の意味とその歴史です。
この国旗や紋章はもっともっと複雑な理由や歴史があるのですが、今回は大まかに紹介させてもらいました。
それにしても「PLVS VLTRA (さらに彼方へ)」ってカッコいいことばですね~!
スペインに来る前に、某ヒーロー漫画にもハマってよく読んでいたのですが、そこで出てくるこの言葉の意味や由来は知りませんでした。
今回スペイン国旗の意味を調べる中で偶然にも繋がりがあることを知り、1人で興奮していました!!!
世界の国旗にはいろいろな意味があるので、皆さんの興味にある国の国旗の意味を調べると思わぬ発見があるかもしれません。
今後はこの言葉を合言葉に自分らしくスペインワーホリをしていこうと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは皆さんご一緒に・・・
¡¡¡PLVS VLTRA!!!