のぶろぐ | スペインで野球ときどきベースボール

サッカーの国スペインのバレンシアで野球をしながらスペインの日常を記す冒険の書(2020年3月に日本に帰国)

ワーホリ生活の一日

皆さん、こんにちは。

そしてあけましておめでとうございます。

2020年もマイペースにブログを更新していきます。

 

2020年一回目のテーマは「ワーホリ生活の自分の一日」についてです。

自分は今、ワーキングホリデー制度でスペインに滞在しています。

今回はワーキングホリデー制度についてと自分の生活の流れを紹介します。

ワーキングホリデーとは...

そもそも「ワーキングホリデーって何?」(以下ワーホリ)と思う方も多いかもしれません。

自分もワーホリに来る前は、聞いたことはあるけどよく分からない言葉でした。

かなり簡単に言うと「18歳から30歳までの人を対象に、長期滞在が認められその間に勉強したり働いたり、旅行したりしていいよ」という制度です。

2020年1月現在、26ヵ国の国々と協定が結ばれています。カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどがよく聞く協定国だと思います。

自分が滞在しているスペインも2017年に協定が結ばれワーホリが可能となりました。

スペインでワーホリをするためには在日スペイン大使館に行きワーホリビザを発給してもらう必要があります。

スペインのワーホリビザの申請条件は以下の通り、

【申請条件】

・年間発給人数は年間500人。

・ワーキングホリデー査証申請時の年齢が18歳以上、30歳以下であること。

日本国籍を有し、有効なパスポートを所有している。

・扶養家族を同伴しないこと。

・帰国のための切符、またはそのための資金が十分にあること。

・1年オープンの往復の航空券の予約、もしくは往路のみの航空券の予約。往路の予約のみ提出する場合は、復路の航空券代を下記の残高証明書の金額にプラスすること。

・最低でも最初の3カ月滞在費分の1614 ユーロ相当額以上のスペインでの滞在費を支
弁する能力を証明する書類を提出すること。

・健康診断書の提出

・住民票の提出(発行から90日以内のもの)

・以前にスペインワーホリビザの発給をされていないこと。

・誓約書の記入と署名。

・旅行日程表に大まかな日程の記入

※駐日スペイン大使館 ワーキングホリデービザ申請方法PDF 参照

などがあります。

詳細は駐日スペイン大使館 ワーキングホリデービザのページをご確認ください。 

http://www.exteriores.gob.es/Embajadas/TOKIO/ja/ServiciosConsulares/Paginas/Legalizaciones.aspx

 (駐日スペイン大使館HP ワーキングホリデービザ概要URL)

ワーホリの目的

先ほど書いたようにワーホリは、滞在中に語学学校などに通い勉強したり、仕事を見つけて働いたり、滞在可能期間ずっと休暇として過ごしたりなどなど、観光ビザでの滞在よりはるかに自由に行動することができます。

長期で自由に滞在できる。しかし1年間という期限があるからこそ「目的」をもって過ごしたいもの。

人によってさまざま目的や目標があるかと思いますが、自分がワーホリでスペインに滞在する目的は大きく3つあります。

①海外での生活を体験したい

②海外で生活しながら野球を続けたい

③スペインの各地を観光したい

各目的を少しだけ掘り下げます。

まず①はそのまま「海外の生活を体験したい」ことが理由です。自分は以前、2年間中米のエルサルバドルという国で生活していました。山あり谷ありの2年間で忘れられない日々でした。その2年間はJICAの青年海外協力隊のボランティアとして派遣され、様々な面でJICAに支え守られながら活動ができ、ありがたいことに2年間危険な目や大きな事故にあうことはありませんでした。そこで次はできる限り自分の力で海外で生活したいという気持ちがでてきたので、スペインにワーホリで生活することを決めました。

エルサルバドル公用語スペイン語なのでそこで日常会話レベルのスペイン語を習得できたことも大きいです。ちなみに英語は全く話せません。

②は以前、別の記事で書いたことがある「野球を続ける理由」に詳細を書いているのでぜひご覧ください。

asanumanobushige.hatenablog.com

③は、2017年にエルサルバドルから帰国してすぐに、自分のスペイン語がどれだけスペインで通じるかを試しに2週間ほどスペインに旅行しに行ったときに、スペインが大好きになり、「ここに住みたい!!!」と心から思ったからです。

asanumanobushige.hatenablog.com

以上の3つの目的を持ちながらスペインで過ごしています。

一日の流れ

自分の一日の生活の流れを紹介します。

生活費を補うために普段は日本食の飲食店で働きながら生活をしています。

5:30 起床

6:00 朝食、身支度

7:00 仕事開始

16:00 仕事終了

19:00 野球の練習(週に2日ほど)

※現在はシーズンオフなのでほとんどなし

19:00 夕食

20:00 勉強

21:00 自由時間

22:00 就寝

という感じの流れです。

 

自分は「スペインで生活する」ということをワーホリの大きな目的にしているので、生活スタイルはあまり日本の社会人と変わりません。

人によって日本で資金を貯めて語学学校に通って生活する人や、語学学校に通いながら仕事をする人など様々です。

自分が思うワーホリの魅力

自分のスペインワーホリが始まって約10カ月がたちます。

自分が今現在感じるワーホリの魅力。たくさんあるのですが1番は「たくさんの経験ができる」ということだと思います。

ワーホリに行くことを決めてからの申請準備、スペイン入国後のもろもろの手続き、家探し、仕事探し、そしてスペインで野球ができるありがたみ...etc.

手続きや仕事探しなど簡単にいかないことが多く、言葉も日常会話くらいしか話せずその国のことが全く分からない状態からのスタート。

その中で一つひとつ問題をクリアしていく過程で「あぁ~生きてるなぁ」と感じることが多いです!笑

もちろんうまくいかないことや計画通りに進まないことが割と当たり前で、自分にも周りにも最初から完璧を求めることがなくなりました。

毎日ヨーロッパの街並みを歩いて仕事に行くことができ、サッカーの国で野球ができる喜び、そしてスペイン国内を割と簡単に移動して旅行し、いろんな場所や景色を知ることができる。

スペインで過ごす一日一日がとても刺激的で書ききれないほどいろんなことが経験できていると思います。

そして記事の最初に「ワーホリに目的や目標はあったほうがいい」と書きましたが、「ワーホリに対する答えはいらない」と自分は思っています。

スペインで生活できる期間も残り少なくなってきて、「はたしてこの期間は意味があったんだろうか」と考えることがあります。

日本で頑張っている友達の活躍をみると「こんなことしていていいのかなぁ」とも考えたりもします。

これはエルサルバドルでボランティアをしていた2年間も同じことをよく考えていました。周りのボランティアの活躍や頑張りが耳に入って焦ってしまう。

そんな時に大切なことは「比べない」こと。

比べたところでどうすることもできないし、比べ出したらきりがない。

気持ちも落ち込むし、身動きも取れなくなる。

だから今自分がコントロールできることに集中する。

これはエルサルバドルで経験して実際に理解したこと。

だから今回も比べないし気にしない。

そういう不安になったり疑問に思ったりするときにワーホリの目的や目標を立てておけば心の支えになるし大きくブレることもないんじゃないかと思います。

でもどうしても気になってしまうときは、ランニングでリフレッシュしてリスタートする。今の自分はこれでいいのだと感じます。

大学を卒業した時に、20代は経験に使うと決めました。

それが大前提にあって、エルサルバドルでの2年間や今のスぺインワーホリがある。

これらの期間が正解かどうかは分からないけど自分で選んだ選択を自分なりに正解にしていくことが大切なのではないでしょうか。

 

海外で長期間生活できる。しかも勉強できたり働いたりすることができる。

そのこと自体がワーホリのものすごい魅力だと思うし、素晴らしい制度だと思います。

もちろん何を目的にするかはその人次第で、目的やゴールも自分で決めていいと思います。

でもワーホリに対する答えを見出すのはワーホリ期間中やワーホリ直後でなくても全然いいのではないかと思います。

ワーホリや留学など環境が大きく変える決断をするのは怖いけど、たった一歩踏み出すことでいろんな経験ができる。

ロールプレイングゲームの中にいるみたいで刺激的な日々を送れています。

ワーホリが終わって日本に帰って少し時間がたったら、ワーホリを振り返る記事も書きたいと思います。 

 

今回も長くなってしまいましたが、何が言いたいのかというと、

ワーホリ楽しいです!笑

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スペインワーホリ中に少しでもたくさんの記事を書こうと思いますので、2020年も飽きずに読んであげてください。

よろしくどうぞ。

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