ドラゴンクエストと自分の人生観
みなさん こんにちは。
アサヌマ です。
皆さんは「ドラゴンクエスト」というゲームソフトを知っていますか?ドラクエの愛称で親しまれているこのゲーム、おそらくほとんどの人が名前を聞いたことがあると思います。ドラクエのテーマ曲を聴いたことのある人も多いのではないでしょうか。
自分はこのゲームが大好きなのですが、それはゲーム自体が面白いだけでなく現実の世界でも活かせることが多くあるからです。
今回は、自分が思うドラゴンクエストの魅力をお伝えできればと思います。きっと皆さんの役に立つこともあるのではないかと思います。
『「ドラゴンクエスト」や「RPG」から学べること』等のことは他にもいろいろな人が記事にしたり本に書いていたりと熱く綴っているので、少しかぶってしまうこともあると思いますが自分なりの観点でお伝えできればと思います。
ドラゴンクエストとは...
ドラゴンクエストシリーズは現在まで11まで発売されており、初代『ドラゴンクエスト』は今から34年前に発売されました。プレイヤー自身が主人公となり、世界を脅かす魔王を倒すために壮大な冒険物語をしていくという日本を代表するロールプレイングゲーム(RPG)です。
現実ではなかなか味わうことができない壮大な物語と中世ヨーロッパをモデルにしたファンタジックな世界観が体験できるゲームです。
ドラクエは堀井雄二さんの作るストーリー、『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』などの漫画を描いている鳥山明さんのキャラクターデザイン、すぎやまこういちさんによるクラシック音楽をベースにした壮大なBGM、これらが結集されドラクエができています。
ドラクエの舞台のモデルは中世ヨーロッパ。自分がワーホリしているスペインにも中世の建物が多く残る街並みが広がります。街を歩くときはドラクエの街のBGMを聴いたり、お城に入る機会があればドラクエのお城のBGMを聴いたりというようにドラクエの世界を体験したりするようなことをたまにしたりします。笑
ちなみにシリーズ中で自分が一番好きなのは『ドラゴンクエストV~天空の花嫁~』です。生まれて初めてやったゲームで、子どもの頃に父親の部屋で見つけてこっそりやったのが最初の出会いです。それからは親が寝てからこっそり夜な夜なプレイしていました。結果そのゲームが自分史上一番好きなゲームになりました!(ドラクエVについて話すと止まらなくなってしまうので別の機会に。)
ドラクエが教えてくれること...
早速ですがドラクエが教えてくれることを箇条書きしていきます。
・最初はみんなレベル1。
・自分から進んで街の人に話を聞くことで、重要な情報を得ることができる。
・重要アイテムを手に入れたり、重要人物を見つけたりすると次の重要アイテムや人物の手掛かりが分かる。(ドラクエはある種のお使いゲーム)
・大人になると移動手段が増える。行動範囲が広がるが、その分どこへ行くかは自分自身で決めなければならない。迷うこともある。でも今まで知らなかった世界や展開が広がっている。
・しかし調子に乗ってどんどん進むと知らない間に強い敵しかいないエリアに行ってしまい、レベルが足りずに全滅。
・遊び人(職業)がレベル20でかなり強い職業の賢者になれる。好きなことを突き詰めればその分野のプロフェッショナルになれる。
・レベルが上がると新しい技や呪文を覚える。(自分の場合は西単語を覚えることで強くなる)
・レベルを上げて少しでも呪文(スペイン語)を覚えて次の街や大陸へ。
・戦うことを怖がっていては、会心の一撃を出すことはできない。
・全滅してしまうとお金は半分になるが、経験値は無くならずに残っている。
・間違った道の先には宝箱がある。
・しかし調子に乗って宝箱を開けまくると、ミミックやひとくいばこにやられてしまう。
・レベルが低いからこそ強い装備に投資をして、より高い経験値を稼ぐ。(特技や資格など何でもいい)
・回復を呪文や道具にだけ頼っていると徐々にMPがなくなってジリ貧になる。なので体力や防御力を鍛えて上げる。(疲れに耐えられる身体をつくる)
・メタルスライムは倒せばものすごい経験値を得られるが、防御力が恐ろしく高く、すぐに逃げてしまう。(大チャンスはすぐに逃げてしまう)
・ルイーダの酒場で酒を飲んで冒険に参加せず愚痴や不満ばかり言う人は、魔王を倒すのに何の貢献もしないため、ストーリー上いてもいなくてもあまり変わらない。
・強くなる人はレベルが低くても強いパーティに参加し、どんどん戦ってレベルを上げスキルや呪文を覚えて強くなっていく。
・ある程度なんでもできる人は序盤で重宝されるが、中盤・終盤は何かに特化した人のほうが活躍できる。
・適度な転職をすることでいろいろな職業のスキルを身に着けることができ、一人で何人分の働きができる。(魔法戦士、賢者など)
まだまだあるのですが、これも止まらなくなってしまうので今回はこんな感じで!笑
このように現実で活かせそうなことをたくさん学ぶことができます!
素晴らしいCMたち
ここでCMタイムにしましょう。ドラクエのCMは個性的で面白いCMばかりです!
まずは山田孝之さんが出演しているCMです。
ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり「山田は呪文をとなえた」篇
実際に会議で言ってみたくなりますよね!!!
山田孝之さんは筋金入りのドラクエ好きとして有名で、それが高じて某ドラマの主役にも抜擢されました。他にも本田翼さんや中川翔子さんなどもドラクエ好きとして知られています。
続いてこちらのCM
ドラクエ30周年記念『ドラクエXI』特別映像「あの頃、僕らは勇者だった」
全部共感してしまいます!「とにかく早く帰りたくて」「もうちょっとが止まらないんだよな~」「こっちは魔王だよ...」このCM見るだけでニヤニヤとウルウルが止まりません!!!
最後に「ドラクエ6~幻の大地~」のCMです。このCMのロケ地はスペインで、出演者たちもスペイン語で会話しています。
ドラクエの魅力
ゲームの主人公たちと同じように、小さな子ども一人ひとりが世界を救うためにテレビの前に座って冒険をする。たかがゲームですが、その世界の平和を取り戻すために冒険に出る。現実で「自分はいてもいなくても同じなんじゃないか...」と悩んでる子どもたちもドラクエの世界では自分自身が主人公で勇者になれる。ゲームの中の自分の活躍に勇気をもらえます。何度も失敗したり全滅したり、道を間違えたり、時には冒険の書が消えたり、、、それでも諦めずレベルを上げて仲間を増やし、世界を平和にするために奮闘する。
そして勇者が困難を乗り越えた先には明るい未来が待っている。
この勇者という言葉。おそらくドラクエで一番よく聞く言葉だと思います。なんだか元々特別な能力があって選ばれた人という感じがしますが、辞書などではシンプルに「勇気のある人」などと記載されています。また堀井雄二さんはこの勇者を「諦めない人」だと語っています。つまりどんな人でも勇者になることができる。
ドラクエの大きな魅力はこの「裏切らない」ことだと思います。負けても失敗しても諦めずにやり続ければ必ず報われる。
その中で今回紹介したようなことも自然と学ぶことができる。
子どもの頃、親に怒られると分かっていても夜な夜なドラクエをするほど何かに熱中する気持ちがあったのに、大人になって気が付けば「できない」「やりたくない」と嘆いてしまうことが多くなってしまいますよね。だからこそあの時のワクワクを忘れないようにしたいです!
実際に子どもの頃、ドラクエのように友達同士で勇者、戦士、僧侶、魔法使いとかを決めて一列になってカクカク街を歩いたり、家やお店に入るときにザッザッザッと入ったりした人このとある人も多いのではないでしょうか。
「世界の平和を取り戻す」という目標に向かって考え、行動し、失敗して反省し、また挑戦する。ドラクエはPDCAサイクルを学べる最高のツールだと思います。
しかし実際現実はそんなにうまくいくわけないのですが、このように考えると少し楽しくなることもあります。
だいぶ一人で熱くなってしまいました...(反省)
そろそろ終わりにしようと思います。
最後にドラクエの生みの親、堀井雄二さんはこのように語っています。
「人生の主人公はあなた。あなたを幸せにするのはあなたしかいない。あなたが主人公で面白い物語にしてください。誰かの人生の脇役じゃない。だから人の目を気にしたり、人と比べたりしないで、ちゃんと自分を生きればいい。人生はロールプレイング。」
さいごまで よんでいただき ありがとうございました。
この きじは さんこうに なりましたか?
➡ はい
いいえ
To be continued.
【必見】エルサルバドルの食べ物 コミーダ・サルバドレーニャ
皆さん、こんにちは。淺沼です。
当然のごとく突然ですが、皆さんの好きな食べ物は何でしょうか。
最近の自分は三月に帰国予定ということで食べたい日本食をピックアップすることにハマっています。冷麺、焼き肉、餃子、うどん、そば、山芋ごはん etc...
帰国後はきっとまた太ってしまうんでしょうか...
さて、日本各地には郷土料理がありますよね。
自分の出身の岩手なら、わんこそば、盛岡冷麺、ざる中華、せんべい汁、きりせんしょ、がんづき etc...
皆さんの地域の郷土料理もたくさんあると思います。
自分が今住んでいるスペイン バレンシアにもたくさんのご当地料理があります。パエリア、フィデウア、オルチャータ、ブニュエロなどなど。生ハム、ガスパチョやチュロス、コチニージョなどもスペインの代表的な料理です。
しかし今回は自分のブログによく出てくる「エルサルバドル」という国に焦点をあてて、エルサルバドルの食べ物についてご紹介します。
なかなか日本でエルサルバドルという国は聞く機会が少ないと思うので、この記事をみて興味を持っていただければ嬉しいです。
それでは行きましょう!
エルサルバドルとは
まずはエルサルバドルってどこ?という人も多いと思うので簡単にエルサルバドルの紹介をしていきます。
エルサルバドル(正式名称:エルサルバドル共和国)は中米の太平洋側にある国です。面積は四国より少し大きい感じです。
公用語はスペイン語で、「エルサルバドル(El Salvador)」はスペイン語で「救世主」という意味です!ちなみに日本語の漢字表記は「救世主国」となります。かっこいいですね!
日本でエルサルバドルといえばコーヒー豆の産地ということで知られていると思います。少し前にテレビ番組のアナザースカイでコーヒーハンターの川島良彰さんがエルサルバドルを訪れていていました。「パカマラ」というコーヒー豆はいい感じの酸味があってとてもおいしいです。自分も日本に帰国する時に大量に買って帰りました。それからはエルサルバドルのコーヒー豆を進んで買うようにしています。ぜひ皆さんも飲んでみてください!!!
エルサルバドルの食べ物
さていよいよ本題のエルサルバドルの食べ物についてです。
「エルサルバドルの料理」と聞いて皆さん何を思い浮かべますか?
多分なかなか想像できる人はいないのではないかと思います。
百聞は一見にしかずということで、どんどん紹介していきます。準備はいいでしょうか? ではでは、Vamos!!!
ププサ
まずはププサという料理。ププサ抜きでエルサル料理は語れません!笑
これはトウモロコシの生地の中にフリホーレス(赤インゲン豆の塩煮のようなもの)を入れて焼いた料理です。日本のお焼きに近いかもしれません。なかには米粉でつくるものもあって、トウモロコシ生地派か米粉生地派かで話が盛り上がります。自分はトウモロコシ生地派です。
そして中の具材もたくさん種類があります。お肉やチーズ、ニンニクなど様々な具材があり、自分の好きな具材を入れてもらいます。自分の好きだった具材はチーズにロロコという野菜が入ってるププサです。チーズの塩加減とロロコの苦みが合わさってめちゃくちゃ好きで結構な頻度で食べてました。
本場の食べ方は、手でアツアツのププサを取り、付け合わせのクルティードという野菜の酢漬けやトマトソースと合わせて食べます!生地からチーズがアツアツの鉄板に漏れてカリカリになったところが最高においしいです。
街のいたる所にププサ屋さん(ププセリア)があります。地元のおばちゃんたちがププサ生地をパンパンと手で形作り、パチーンと勢いよく鉄板にたたきつける光景が懐かしいです。地元の人に聞けばおいしいププサ屋さんを教えてくれます。なんとなくですけど、おいしいププサ屋さんは田舎に多い気がします。
ちなみにエルサルにはププサの歌があります。
せっかくなので一番を和訳してみます。
【A Mi Me Gusta Las Pupusas】 (僕はププサが好き)
Yo soy guanaco y voy a invitarlos.(僕はグアナっ子(エルサルバドルっ子の意 ※諸説あり)、あなたたちを招待するよ!)
Para que vengan a saborear conmigo. hoo.(僕と一緒に味わうためにね)
Esa comida que en El Salvador.(それはエルサルバドルの食べ物さ)
Siempre acostumbro y me gusta comer(いつもの習慣、食べるのが好きなんだ)
Son pasteles? No no son pasteles.(それはケーキなの?-違うよ、ケーキじゃない)
Son tamales? No no son tamales.(それじゃタマレス?-違う、タマレスじゃない)
Son garrobos? No no son garrobos.(それじゃイグアナ?-違うよ、イグアナじゃない)
Yuca frira? No no no!(フライドキャッサバ?-違う、違う)
Qué es lo que te gusta?(君の好きなものは何?)
Qué es lo que te gusta?(君の好きなものは何?)
A mi me gustan las pupusas, con curtido y salsa de tomate.(僕はププサが好き。クルティードとトマトソースと一緒にね!)
A mi me gustan las pupusas, y tomarme una taza de café.(僕はププサが好き。一杯のコーヒーを飲むのも!)
A mi me gustan de queso, revueltas o de chicharrón.(チーズププサが好き!ちょっと待って、それか揚げ豚肉ププサ!)
日本に帰国して一度作ってみたのですが、あんまり美味しくなかったです。やっぱり本場で食べるププサが一番です。
タマレス
さっきのププサの歌に出てきたタマレス。これもエルサルバドルの国民食です。タマレスはエルサルバドルだけでなく中米で広く食べられています。
トウモロコシの粉を練って中に具材を入れてバナナの葉っぱで生地を包み蒸した料理です。家庭料理で各家庭で入れる具材が変わるのも面白いです。
写真は自分のホームステイ先のお母さんが作ってくれたタマレスです。中にはお肉が入っています。ちなみに自分はタマレスは苦手でした...蒸したトウモロコシの匂い凝縮されて、その匂いがどうしても苦手でした。その匂いが好きな人も多かったです。
エルサルバドルの定食
道を歩いているといたる所にコメドール(定食屋)があります。
お米や野菜、お肉などをワンプレートで食べるのがポピュラーです。
各お店いろいろな種類の料理が選べたりもします。中にはたくさんの種類の料理があるお店もあり、お米、野菜、肉を自分の好きなように選べるお店もあります!基本的にトウモロコシのトルティージャついてきます。
またこのトルティージャのようによく食べられるものがププサの中身でも登場したフリホーレスです。豆をペースト状にしたりスープにしたりといろんな食べ方をされています。
そしてエルサルバドルではフライドチキン屋さんが人気です。「ポジョ・カンペロ」や「ドン・ポジョ」などいろんなお店があります。
エルサルのビール
そして食べ物ではありませんが、エルサルのビールを紹介します。
ピルセネルというビールです。
絵柄がかわいいですよね!味は薄目でとても飲みやすいです。
このほかにもゴールデン、スプレマというビールがあり、どれも飲みやすくておいしかったです。
その他
エルサルバドルは熱帯気候で基本的に一年中暑いです。季節も乾季と雨季の二季です。
そのおかげでフルーツがたくさん実る国です。
田舎へ行くと、マンゴーの木がたくさん生えていておいしいマンゴーがタダで手に入ることも多いです。自分が活動していた学校の近くにもたくさんマンゴーの木があり、野球のクラスが終わってから子ども達と一緒に食べていました。
マンゴーも2つくらい種類があって1つは皆さんが思うような甘いマンゴー。そしてもう1つが甘くないマンゴーです。これは塩やリモン、チリソースをかけて食べます。自分は辛いのが苦手なのであまり食べませんでしたが、現地の人はみんな大好きな食べ物です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はエルサルバドルの食べ物について紹介しました。
記事を書いたり写真を見ながら当時のことを思い出し、めちゃくちゃ懐かしい気持ちになりました。ププサの歌もずっとリピートで聞き入ってニヤニヤしてしまいました。
ぜひ皆さん、エルサルバドルに行った際は食べてみてください。
日本でププサを食べてみたい方は自分に言ってください!笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
Hasta luego!
ワーホリ生活の一日
皆さん、こんにちは。
そしてあけましておめでとうございます。
2020年もマイペースにブログを更新していきます。
2020年一回目のテーマは「ワーホリ生活の自分の一日」についてです。
自分は今、ワーキングホリデー制度でスペインに滞在しています。
今回はワーキングホリデー制度についてと自分の生活の流れを紹介します。
ワーキングホリデーとは...
そもそも「ワーキングホリデーって何?」(以下ワーホリ)と思う方も多いかもしれません。
自分もワーホリに来る前は、聞いたことはあるけどよく分からない言葉でした。
かなり簡単に言うと「18歳から30歳までの人を対象に、長期滞在が認められその間に勉強したり働いたり、旅行したりしていいよ」という制度です。
2020年1月現在、26ヵ国の国々と協定が結ばれています。カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどがよく聞く協定国だと思います。
自分が滞在しているスペインも2017年に協定が結ばれワーホリが可能となりました。
スペインでワーホリをするためには在日スペイン大使館に行きワーホリビザを発給してもらう必要があります。
スペインのワーホリビザの申請条件は以下の通り、
【申請条件】
・年間発給人数は年間500人。
・ワーキングホリデー査証申請時の年齢が18歳以上、30歳以下であること。
・日本国籍を有し、有効なパスポートを所有している。
・扶養家族を同伴しないこと。
・帰国のための切符、またはそのための資金が十分にあること。
・1年オープンの往復の航空券の予約、もしくは往路のみの航空券の予約。往路の予約のみ提出する場合は、復路の航空券代を下記の残高証明書の金額にプラスすること。
・最低でも最初の3カ月滞在費分の1614 ユーロ相当額以上のスペインでの滞在費を支
弁する能力を証明する書類を提出すること。・健康診断書の提出
・住民票の提出(発行から90日以内のもの)
・以前にスペインワーホリビザの発給をされていないこと。
・誓約書の記入と署名。
・旅行日程表に大まかな日程の記入
※駐日スペイン大使館 ワーキングホリデービザ申請方法PDF 参照
などがあります。
詳細は駐日スペイン大使館 ワーキングホリデービザのページをご確認ください。
http://www.exteriores.gob.es/Embajadas/TOKIO/ja/ServiciosConsulares/Paginas/Legalizaciones.aspx
(駐日スペイン大使館HP ワーキングホリデービザ概要URL)
ワーホリの目的
先ほど書いたようにワーホリは、滞在中に語学学校などに通い勉強したり、仕事を見つけて働いたり、滞在可能期間ずっと休暇として過ごしたりなどなど、観光ビザでの滞在よりはるかに自由に行動することができます。
長期で自由に滞在できる。しかし1年間という期限があるからこそ「目的」をもって過ごしたいもの。
人によってさまざま目的や目標があるかと思いますが、自分がワーホリでスペインに滞在する目的は大きく3つあります。
①海外での生活を体験したい
②海外で生活しながら野球を続けたい
③スペインの各地を観光したい
各目的を少しだけ掘り下げます。
まず①はそのまま「海外の生活を体験したい」ことが理由です。自分は以前、2年間中米のエルサルバドルという国で生活していました。山あり谷ありの2年間で忘れられない日々でした。その2年間はJICAの青年海外協力隊のボランティアとして派遣され、様々な面でJICAに支え守られながら活動ができ、ありがたいことに2年間危険な目や大きな事故にあうことはありませんでした。そこで次はできる限り自分の力で海外で生活したいという気持ちがでてきたので、スペインにワーホリで生活することを決めました。
エルサルバドルの公用語はスペイン語なのでそこで日常会話レベルのスペイン語を習得できたことも大きいです。ちなみに英語は全く話せません。
②は以前、別の記事で書いたことがある「野球を続ける理由」に詳細を書いているのでぜひご覧ください。
asanumanobushige.hatenablog.com
③は、2017年にエルサルバドルから帰国してすぐに、自分のスペイン語がどれだけスペインで通じるかを試しに2週間ほどスペインに旅行しに行ったときに、スペインが大好きになり、「ここに住みたい!!!」と心から思ったからです。
asanumanobushige.hatenablog.com
以上の3つの目的を持ちながらスペインで過ごしています。
一日の流れ
自分の一日の生活の流れを紹介します。
生活費を補うために普段は日本食の飲食店で働きながら生活をしています。
5:30 起床
6:00 朝食、身支度
7:00 仕事開始
16:00 仕事終了
19:00 野球の練習(週に2日ほど)
※現在はシーズンオフなのでほとんどなし
19:00 夕食
20:00 勉強
21:00 自由時間
22:00 就寝
という感じの流れです。
自分は「スペインで生活する」ということをワーホリの大きな目的にしているので、生活スタイルはあまり日本の社会人と変わりません。
人によって日本で資金を貯めて語学学校に通って生活する人や、語学学校に通いながら仕事をする人など様々です。
自分が思うワーホリの魅力
自分のスペインワーホリが始まって約10カ月がたちます。
自分が今現在感じるワーホリの魅力。たくさんあるのですが1番は「たくさんの経験ができる」ということだと思います。
ワーホリに行くことを決めてからの申請準備、スペイン入国後のもろもろの手続き、家探し、仕事探し、そしてスペインで野球ができるありがたみ...etc.
手続きや仕事探しなど簡単にいかないことが多く、言葉も日常会話くらいしか話せずその国のことが全く分からない状態からのスタート。
その中で一つひとつ問題をクリアしていく過程で「あぁ~生きてるなぁ」と感じることが多いです!笑
もちろんうまくいかないことや計画通りに進まないことが割と当たり前で、自分にも周りにも最初から完璧を求めることがなくなりました。
毎日ヨーロッパの街並みを歩いて仕事に行くことができ、サッカーの国で野球ができる喜び、そしてスペイン国内を割と簡単に移動して旅行し、いろんな場所や景色を知ることができる。
スペインで過ごす一日一日がとても刺激的で書ききれないほどいろんなことが経験できていると思います。
そして記事の最初に「ワーホリに目的や目標はあったほうがいい」と書きましたが、「ワーホリに対する答えはいらない」と自分は思っています。
スペインで生活できる期間も残り少なくなってきて、「はたしてこの期間は意味があったんだろうか」と考えることがあります。
日本で頑張っている友達の活躍をみると「こんなことしていていいのかなぁ」とも考えたりもします。
これはエルサルバドルでボランティアをしていた2年間も同じことをよく考えていました。周りのボランティアの活躍や頑張りが耳に入って焦ってしまう。
そんな時に大切なことは「比べない」こと。
比べたところでどうすることもできないし、比べ出したらきりがない。
気持ちも落ち込むし、身動きも取れなくなる。
だから今自分がコントロールできることに集中する。
これはエルサルバドルで経験して実際に理解したこと。
だから今回も比べないし気にしない。
そういう不安になったり疑問に思ったりするときにワーホリの目的や目標を立てておけば心の支えになるし大きくブレることもないんじゃないかと思います。
でもどうしても気になってしまうときは、ランニングでリフレッシュしてリスタートする。今の自分はこれでいいのだと感じます。
大学を卒業した時に、20代は経験に使うと決めました。
それが大前提にあって、エルサルバドルでの2年間や今のスぺインワーホリがある。
これらの期間が正解かどうかは分からないけど自分で選んだ選択を自分なりに正解にしていくことが大切なのではないでしょうか。
海外で長期間生活できる。しかも勉強できたり働いたりすることができる。
そのこと自体がワーホリのものすごい魅力だと思うし、素晴らしい制度だと思います。
もちろん何を目的にするかはその人次第で、目的やゴールも自分で決めていいと思います。
でもワーホリに対する答えを見出すのはワーホリ期間中やワーホリ直後でなくても全然いいのではないかと思います。
ワーホリや留学など環境が大きく変える決断をするのは怖いけど、たった一歩踏み出すことでいろんな経験ができる。
ロールプレイングゲームの中にいるみたいで刺激的な日々を送れています。
ワーホリが終わって日本に帰って少し時間がたったら、ワーホリを振り返る記事も書きたいと思います。
今回も長くなってしまいましたが、何が言いたいのかというと、
ワーホリ楽しいです!笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。
スペインワーホリ中に少しでもたくさんの記事を書こうと思いますので、2020年も飽きずに読んであげてください。
よろしくどうぞ。
大切にしている本
皆さん、こんにちは。淺沼です。
前回の投稿から少し間が空いてしまいましたが、久しぶりに新しい記事を書いてみました。
いろいろとブログを通じて紹介したい記事がたくさんあるのですが、最近少しバタバタしてしまい更新が遅れがちです,,,
さて今回はテーマの通り自分が大切にしている本について紹介します。
バレンシアはようやく気温が少し下がり風も少しだけ涼しくなり秋が近づいてきた感じがします。日本は秋が深まっているころだと思うので、読書の秋の参考にしていただければ幸いです。
今回皆さんに紹介したい本は、
『この世で一番の奇跡』オグ・マンディーノ著
という本です。
- 作者: オグマンディーノ,Og Mandino,菅靖彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1999/02
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 34回
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本のタイトルが気になると思いますが、まずは著者や自分がこの本と出会ったきっかけなど簡単に紹介していきます。
オグ・マンディーノとは...
オグ・マンディーノは10冊以上の著書を残し全世界で3600万部を売り上げたアメリカ・ボストン出身の自己啓発書作家・小説家。「世界中で最も多くの読者をもつ自己啓発書作家」とも呼ばれている。
オグ・マンディーノと自分との出会い
彼の本を一番初めに読んだのは小学生の頃。父親が一冊の本を貸してくれた。『十二番目の天使』という本だ。順風満帆だった主人公が妻子を亡くし絶望しているなか、友人の頼みで少年野球チームの監督を務めたシーズンを描く物語。そこで一人の男の子と出合い、人生に絶望していた主人公が少しずつ再び人生に希望を見出していく物語だ。
当時小学生で漫画しか読まなかった自分にとって野球の話の本ということで読み始めるのが全然嫌ではなく、最後まであっという間に読み終えてしまった。主人公と出合う男の子の行動に勇気をもらえたし、初めて漫画以外の本で感動したのを覚えている。
今ではよくあるストーリーと言われてしまうかもしれないが、野球を知らない人でも楽しめる本だと思う。
作中に登場する子ども達が何度も一緒に大声で叫ぶあるフレーズは今の自分にも言い聞かせることがよくある。
これがオグ・マンディーノの作品との出会いだった。
『この世で一番の奇跡』との出会い
そんなこんなで月日は流れ、自分は大学生になっていた。
今まで野球しかしてこなくて世間のことなんて全く分からなかった自分にとって、最初大学生活はめちゃくちゃ怖かったし、めちゃくちゃ周りにビビりながら大学生活を送ってた。
周りを見ればみんなカッコいい人たちばっかりだったし、自分に持っていないものを全部持っている人たちばっかりだった。完全に場違いなところに来てしまった...って思った。
そして自分の中で解決できないことも多くて、授業がない時はアパートに帰ってずっと部屋にいた時期もありました。
どうにか現状を変えようって思って自分でいろいろやってみたりもした。カッコよくなりたいって思って、勉強してみたり服買ってみたり何とか注目されようと頑張ってみたり!笑
そのいろいろやった中に、少しでも教養を身に着けたいって思って、本を読んでみようって思って、どんな本がいいか、誰の本がいいか探していた時に、昔に読んだオグ・マンディーノの『十二番目の天使』のことを思い出した。
彼の本を読んでみようと思って、Amazonで検索したところ、この『この世で一番の奇跡』を発見。
まず本のタイトルに目が留まった。すごい素敵なタイトルだったけど当時いろいろうまくいかないことが多くて「この世で一番の奇跡って何よ?奇跡の起こし方でも教えてくれんの?」と半分距離を取って疑いながらこの本にしようって決めたのを覚えている。本は中古で1円で販売されていて「送料のほうが高い本って...笑 まぁ1円なら面白くなくてもいいか。」って購入ボタンを押した。
数日後、アパートに『この世で一番の奇跡』が届いた。梱包の箱を開けてみると、手のひらサイズで厚さが1㎝もない小さな本が箱の隅に収まっていた。
これがこの世で一番の奇跡と自分の出会い。
簡単なあらすじと自分の解釈
物語は、社会的に成功した主人公(オグ・マンディーノ自身がモデル)が日々の仕事に追われる中で、日に日に成功とは何かを考えるようになる。そんな時に一人のラグピッカー(ゴミや廃品を拾い生活をする人)の老人と出会う。その出会いを通じて主人公は本当の成功はどんなものなのかを体感していくという物語。
老人は過去の偉人や歴史上の人物が残した経験を主人公に伝え、主人公は自分の求める成功とは何かに気付き始めていく。
そして物語の終盤、、、主人公が老人からある使命を託される。
それは「100日間、毎日眠りにつく前にある覚え書きを読む」という使命。
当時この本を読んでいた自分自身もその覚え書きを読む前に、その日から100日後の日を数えて手帳に印をつけた。その日は今でも忘れない。2012年1月9日。成人の日だった。※実話です!
そして初めてその覚え書きを読み終わって一息ついたとき、今まで抱えていたモヤモヤがゆっくり消えていく気がしました。
何より当時自己憐憫の感情だらけだった自分が100日間の使命を終える日が「成人の日(人に成る日)」だったのでこの本の内容のような運命的なものを感じました。
それからはどんなに忙しくてもどんなに疲れていても、必ず寝る前にその覚え書きを読むという使命は欠かしませんでした。
実際その覚え書き自体もとてもシンプルかつ深い内容で面白くて読むのも苦じゃなかったし、それ以外にすがるものもなかったので読み続けることだけはやめませんでした。
その100日間の使命を続け行く中で、少しづつ日常的な意識が変わっていくのが分かりました。
この本を購入する前は、「世の中、理不尽で意味わかんないことばっかりしかないな!」ってふてくされていたことも多かったですが、使命を終える頃には結構意識的に前向きになれるようになったと感じています。
1円で購入した本。でも自分にとってお金に換えられないくらい大切な本。
この本はそのくらい大きな支えになってくれている本で、在学中進路を考える時期に「そんなんやって何になるの?」「食べていけるの?」「ちゃんと将来考えてんの?」と言われて不安になったとき何回も読み直していました。
そして青年海外協力隊としてエルサルバドルに行くときも、東京で働くことになったときも、今スペインでワーホリに来ているときも。長期で新しい場所に行く時には必ず持っていく本です。
オグ・マンディーノの本は海外の自己啓発本ということで少し宗教的な表現が多いですが、いろんな価値観や人生観を養うにはもってこいの本が多いです。小説やファンタジーのような雰囲気の表現や内容も多いので疑問に思うところがありながらも一つの小説として読むことができると思います。
そして彼の本は自己啓発本特有の「今すぐやる!」「ひたすら行動する!」というようなアクティブでアグレッシブな内容ではなく、ゆっくりじっくり本の内容を味わいながら読むことができ、心が穏やかになれる内容のものがほとんどです。
多くの自己啓発本の成功するためのテクニックではなく、生きていくための本質がシンプルに書かれているので、心が疲れた時や行動することが嫌になってしまった時にスゥーと心にしみる大人の童話のような優しい本が多いのでおススメです。
オグ・マンディーノの本には共通して、「先人の知恵や知識(よく「高みにいる友人たち」と表現)はその人たちから会いに来ることはできない。自分たちからその友人たちを探して会いに行かなければ先人たちが直面した問題や困難を乗り越える知恵や知識と出会うことはできない。」と綴られている。
要約すると「本を読もう」ということだが、彼の作品を読めば読むほどこの意味を理解させられる。
これは個人的な意見で、よく聞くことだと思うけど、人とか本とかってその人が必要な時に出会うことが多いなって思う。そういう意味でもこの本は自分の人生の中で一番ベストなタイミングで読むことができたと思ってる。
皆さんが思う「この世で一番の奇跡」はどんなものでしょうか。
今回はオグ・マンディーノの『この世で一番の奇跡』の紹介をしましたが、この本限らず、苦しい時に支えてくれる本があるということはすごく大きいことだと思います。
皆さんも気に入っている本や、支えになっている本があると思います。自分のこの記事がその本を読み返すきっかけや、新しい本を探すきっかけになってくれれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
そろそろワーホリについてやスペイン、バレンシア、そしてエルサルバドルのことなんかも記事にしようと思ってはいるので、そっちの情報のほうが知りたいという方はもう少々お待ちください!
Hasta......pronto?
趣味
どうも淺沼です。
突然ですが、皆さんの趣味は何ですか?笑
自分は、趣味になるかどうか分かりませんが、「走る」ことかなって思います。
今回はその理由をご紹介できればと思います。
いつものように完全に自己満足の記事ですが、最後までお付き合いください。
走るのが好きな理由
自分が走るのが好きな理由はいくつかあります。
例えば痩せるためとか健康のためとか。
自分は太りやすくて痩せやすい体質なので「太ってきたなぁ~」と感じたら走って体重を落とすこともよくあります。
でもこれらの理由のほかに自分が走る一番の目的は、
「モヤモヤの解消」
のためです。
日常生活の中で自問自答することがめちゃくちゃ多く、日常で自問だけして自答ができずモヤモヤしたまま自分の中に留めてしまうことが多いです。
これらのモヤモヤを唯一解消できる時間がこの走る時間。
基本的に走る前は「走りたくないなぁ」とか「今日はやめておこうかな」というネガティブな気持ちになります。それでも走った後は100%「走ってよかった」という気持ちに。
走る時間はほとんどが夜。
日中に比べて涼しいし、一日が終わってそのあと何もない状況のほうが余計なことを考えずに走ることができるので。
そして基本的に走るのは1人で!
集中して自問自答するために。
走る速さはあまり気にしません。
速すぎず、遅すぎず。
速すぎるとタイムが気になって集中できない。
遅すぎるとだるくなってしまう。
程よいペースで無理をせず。でも楽もせず。
当たり前だけど走るのはしんどいです。呼吸が苦しくなるし体も動かなくなってくる。
そのせいもあって、とてもネガティブになる。
走るのが苦しくなると、昔の嫌な思い出がフラッシュバックしてきて泣きたくなることも結構あります。
自分のせいで負けた試合。忘れられない失敗。理不尽な出来事 etc...
どんどんフラッシュバックしてくる。そんな時、
「ここで歩いたら、また同じことを繰り返しちゃうんじゃないか...」
「ここで頑張れたらもうあんな悔しい想いをしないんじゃないか...」
「今日走りきれば前の悲しい出来事も報われるはず...」
こんなことを自然と考える。
そして走り終わったときにはそれらの出来事から解放された気持ちになる。
テテテテッテッテッテーーーと頭の中でレベルアップした音がなる。
この走り終わった後の解放された気持ちやレベルアップした感じが最高に気持ちいいから走っている。
大学時代に走ることを始めて今も続いている。
ランニングと音楽
数年前によく聴くアーティストの新曲が出て、その歌詞がすごかった。
自分が溺愛するロックバンドUVERworldの『PRAING RUN』という曲。
ボーカルのTAKUYA∞もどうやら数年前から毎日10キロ走っていると言う。ライブがある日でも、雨の日でも、熱がある日でも10キロ必ず走る。
その理由が、
「こんな素敵な空間が自分たちの元から離れていかないように祈るために走っている」と言う。
曲中にはこのような問いかけの歌詞がある。
走り続けようとする僕に誰かが言った
あなたは強い人 怖いものはもうないでしょ
そんなわけない 違うよ
僕は止まるのが本当は怖くて
何もかも一瞬で止まってしまいそうで
まだ終わらないでくれって祈るように走って
いつか起きる奇跡を信じて
・・・
それでも走ってる時だけは夢に向かって進んでるようで...
・・・
いつか誰もが驚くような奇跡がこの身に起きたとしても、きっと僕だけは驚きはしないだろう
起こるべき奇跡が起きただけさ!
UVERworld「PRAING RUN」より引用
このように言い切って曲が終わる。
自分が走る理由と重なっている部分も多かった。
この曲が出てからはランニングの一番苦しい時に必ず聴く。
彼らの曲はいつも自分に勇気をくれる。
子どもの頃、走るのが大嫌いだった。今もあんまり得意じゃない。
運動会の徒競走でもビリ。部活の練習の長距離でもビリ。
そんな状況でも、長距離のランニングは苦しいのを我慢すればある程度みんなと同じくらいの速さになることが分かった。
自分が苦しいのさえ我慢すればタイムが良くなることが分かった。
あとは普段何気なく過ごす日常で、「ゴールに向かって何かをする」というのは意識しにくいけど、ランニングはゴールにたどり着くために自分自身が一歩一歩前に進まなきゃいけない。
それが目標に近づいている感じがして、ワクワクする。
自分は、走る時に絶対音楽を聴きながら走ります。
音楽を聴かず自然な街の音だけでもいいのですが、音楽を聴いて走るほうが集中できる気がするからです。
またまたいきなりですがここで自分が走るときによく聴く曲を紹介します。
自分が走る時によく聴く曲5選
・PRAYING RUN / UVERworld
・Fight For Liberty / UVERworld
・Yes I am / ONE OK ROCK
・運命 / SUPER BEAVER
・Connectus / BACK-ON
走るときはランニング用のプレイリストをランダムで流して走りますが、これらの曲が流れるとちょっとペースが速くなります。
自分は英語が分からないので、走るときは日本語の曲ばかり聴きます。
まとめ
自分が今スペインでワーホリができているのも、野球だったりランニングだったり、「これ!」っていうのにしがみついてきたことが大きいと感じます。
「こんなことばっかりやってていいのか」「帰国後はどうしたらいいのか」などなど不安になることも多いですが、最後に後悔だけはしないように。
まだまだやりたいことがあるので。
そのために、たくさんのことに挑戦し続けたいし、走ることは続けたい。
これから先、どんなことがあるか分からない。
取り返しのつかない失敗や、やり直せないこともあるかもしれません。
それでも最後の最後に「やってよかった」って思えるように常にできる限りの努力をしていきたいなぁと思います。
ということでテーマと少しずれてしまいましたが、自分の趣味は「走ること」という紹介でした。
皆さんの趣味やモヤモヤ解消法、ランニング時のおすすめの曲などあればコメントください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
Hasta luego!
スペインと中南米のスペイン語の違い
¡Hola chicos!
どうも、淺沼です。
自分は今、スペインにワーキングホリデーで滞在中ですが、2015年~2017年までの2年間中米のエルサルバドルという国で青年海外協力隊として活動していました。
どちらの国もスペイン語圏の国ですが、そのスペイン語に若干の違いがあります。
そのスペイン語の違いから先日少しトラブルになった出来事を紹介します。
スペインのスペイン語と中南米(特にエルサルバドル)のスペイン語の違いも紹介するので、旅行や留学を考えている方は参考にしてみてください。
(今回はカスティジャーノやカタルーニャ語などスペイン各地で話されている言葉の違いではなく、スペイン国内のスペイン語と中南米のスペイン語の違いを紹介します。)
スペインと中南米のスペイン語の違い(日常で感じること)
まずはスペイン(歴5カ月)と中南米(歴2年)のスペイン語の違いを所感で簡単に紹介します。
スペイン
・流れるように話す。しかも話すスピードも速い。
例:Gracias→グラthシアス / En el parque→エネルパルケ
・会話時にTú(君)やVosotr@s(君たち)を使用。(活用も同様)
例:¿Cómo te llamas? (君の名前は何ですか?)¿Venís mañana?(君たちは明日来る?)
中南米(特にエルサルバドル)
・カタカナ発音。比較的ゆっくり話す。
例:Gracias→グラシアス / En el parque→エン エル パルケ
・会話時にUsted(あなた)やUstedes(あなたがた)を使用。(活用も同様)
例:¿Cómo se llama?(あなたの名前は何ですか?) ¿Vienen mañana?(あなたたちは明日きますか?)
などなどこのようなことが大きく違います。
さらに細かいことは記事の後半で紹介します。
「あなた」と「君」どちらで話す?
自分はエルサルバドルでスペイン語を習得したので、ゆっくりとカタカナ発音のような話し方に慣れてしまっているので、流れるように話すスペイン人の会話が聞き取れないことも多いです。
またスペイン語は人称によって動詞を活用しなければならないので、「あなた」で話すか「君」で話すかで動詞の活用も変わってきます。
スペイン語主格人称代名詞
一人称単数 Yo(わたし)
二人称単数 Tú(君)
三人称単数 Él(彼)/Ella(彼女)/Usted(あなた)
一人称複数 Nosotr@s(私たち)
二人称複数 Vosotr@s(君たち)
三人称複数 Ellos(彼ら)/Ellas(彼女ら)/Ustedes(あなたがた)
エルサルバドルではどんな人と話す時も「Usted(あなた)」や「Ustedes(あなたがた)」の動詞の活用をしていていました。これは中南米の多くの国でそうではないでしょうか。
青年海外協力隊の派遣前訓練所で自分の担当をしてくれた先生も『中米では「あなた」や「あなたたち」で話すから「Tú(君)」や「Vosotr@s(君たち)」、「君」や「君たち」の活用は覚えなくていいよ』と言っていました。
実際エルサルバドルの現地の人でも非常に親しい人の間でしか「Tú(君)」や「君たち」の動詞の活用をしていませんでした。
当時の自分のカウンターパートは自分に対して「Tú(君)」で話していましたが、自分と20も30も年の上の人だったため、自分はその人に対して「Usted(あなた)」で活用していました。
しかしスペインでは、初対面でも「Tú(君)」で話すことがとても多いです。
スペインでも「Usted(あなた)」で会話をすることもありますが、年配の方やかなり立場の上の人たちに対して使う印象です。
Usted(あなた)とTú(君)のニュアンスの違いは、日本語で言う敬語とタメ語のようなものという感じです。※あくまでニュアンスとして
中米のスペイン語に慣れている自分にとっては、最初から「Tú(君)」で話されると「なんだかリスペクトがないじゃないの?」「なんか馴れ馴れしいな...」などと感じてしまいます。
実際はそんなことないのですが、今まで「Usted(あなた)」の活用でしか話してこなかった自分としては、この時に違和感というかムズムズする感じが今でもとれません。
そのことから初対面の人と自己紹介をするときに相手が「Tú(君)」で話しかけてきても自分は「Usted(あなた)」で返して会話をしていました。
スペインの人からすると「Usted(あなた)」の呼び方で会話をする自分に少し距離を感じてしまうのかもしれません。
少し前に、その言葉遣いでちょっとしたトラブルになってしましました。
自分が仕事を始めた頃、職場でずっと働いている人に自己紹介した時の会話です。
自分「Hola, buenos días.」(やあ、おはようございます)
相手「Hola,tú eres nuevo?」(やあ、君は新しい子?)
自分「Sí, soy Nobu! desde ayer empecé a trabajar. Mucho gusto. Y cómo se llama usted?」(はい。ノブと言います。昨日から働き始めました。よろしくお願いします。あなたは何というお名前ですか?)
相手「Qué? usted? No soy abuela! 」(何?あなた?私おばあちゃんじゃないんだけど!」
・・・
そう言ってその日は名前を教えてもらえませんでした。
その後に中米でスペイン語を身に着けたことを必死に説明して何とか誤解が解けました。今は会う度にそのことをいじられ自分が「Tú(君)」、彼女が「Usted(あなた)」でわざと会話をするやり取りがあります。
なぜ違う?スペインのスペイン語と中南米のスペイン語
さて、ここからはなぜスペインのスペイン語と中南米のスペイン語が違うのか。
様々な諸説がありますが、15世紀~16世紀の大航海時代が大きく関わっているといわれています。
探検家のコロンブスがアメリカ大陸に到達してからヨーロッパの国々によるアメリカ大陸の植民地化が行われました。
当時のスペインは積極的にアメリカ大陸に進出し、植民地にした過程によってスペイン語がアメリカ大陸にも伝わりました。
そのようなこともあり、現在は20カ国で公用語、4億8000万人以上の人々が母国語としてスペイン語を話すようになりました。※Instituto Cervantes調べ
母国語話者の人数では中国に次いで世界2位の言語となっています。(第二言語話者を含めると中国語、英語に次いで世界3位)
一言で「スペイン語」と言っても、多くの国や様々な地域の文化が交じり合いながらスペイン語はそれぞれの地域独特の進化をしているというわけです。
かなり大雑把に言うと、日本の方言のようなものがスペイン語にもあるという感じです。そのことから中南米のスペイン語でも国によって使う表現や意味が異なってくることも多いです。アクセントや濁音や抑揚、敬語(関西弁の「あのね」など)のように同じ言語でも住むところが違えば方言も生まれてくるのと似ているのかもしれません。
スペイン語の使われ方の違い
ということで最後にスペインと中米(エルサルバドル)で使われるスペイン語の違いを詳しく紹介して終わろうかと思います。
・あいさつ
ス)Hola / エ)Buenas
・よろしく
ス)Encantad@ / エ)Mucho gusto
・調子はどう?
ス)Qué tal? / エ)Qué honda(若者の間で使われる)
・別れ際のあいさつ
ス)Hasta luego / エ)Nos vemos
・今すぐ
ス)Ahora mismo / エ)Ahorita
・ありがとう
ス)Muchas gracias / エ)Mucha gracias
・どういたしまして
ス)De nadaやNo pasa nada / エ)VayaやA la orden
・大丈夫(オッケー)
ス)Vale / エ)Está bienやVaya、Va
・来週
ス)La semana que viene / エ)Otra semana
・問題ないよ
ス)No pasa nada / エ)No hay problema
・召し上がれ(食事のときにかける言葉)
ス)Que aproveche / エ)Buen provecho
・二日酔いです
ス)Tengo resaca / エ)Tengo goma
・ジュース
ス)Zumo / エ) Jugo
・車
ス)Coche / エ)Carro
・運転する
ス)Conducir / エ)Manejar
・ごみを捨てる
ス)Tirar basura / エ)Votar basura
・怒る
ス)Enfadarse / エ)Enojarse
・乗る、拾う
ス)Coger / エ)TomarやAgarrar ※Cogerは中米ではスラングとして使われる
・渋滞
ス)Atasco / エ)Trabazón
・夫
ス)Marido / エ)Esposo
・携帯電話
ス)Móvil / エ)Celular
・ジャガイモ
ス)Patata / エ)Papa
・急いで!
ス)Date prisa / エ)Apúrese
・なるほど!、そうだよね!
ス)Vale、Ya / エ)Caval
・歩いていく
ス)Ir a pie / エ)Ir a pata (ちょっとスラング風)
・動詞Extrañar
ス)奇妙に感じさせる / エ)寂しく思う
・本当?
ス)¿De verdad? / エ)¿De veras?
・髪のない人
ス)Calvo / エ)Pelón
・~した(過去形)
ス)現在完了形 / エ)点過去形
(番外編)
エルサルバドルでは若者の間でVoseo(お前、お前たち)が使われています。
このように同じスペイン語圏でも使う単語や表現が違うのは面白いですね!
最後に、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』でジャック・スパロウのセリフ「力で奪え、情けは無用」にもスペインと中南米で違いがあります。
ス)Arrasa con lo que veas y generoso no seas 直訳:見るものをなぎ倒せ、寛大になるな
中南米)Hurta lo que quieras y nada devuelvas 直訳:好きなものを盗め、何も返すな
このほかにも「自分が行っていたスペイン語圏ではこんな言い方をしていたよ!」などあればぜひ教えてください!
それではまた!
Hasta luego!
Nos vemos!
Adiós!
Chao!
バレンシアに来て一番悔しかった日
どうも、最近ちょっと落ち込み気味の淺沼です!
先日試合がありました。
自分のチームはピッチャーが少なく、ピッチャーの自分は他の選手と比べても試合で投げる機会が多いです。
その日も試合当日にコーチに「今日先発ね!」と言われ試合前のウォーミングアップに臨みました。
キャッチボールでちょっと肩がフワフワした感じがありましたが、体のハリやキレはとても良かったので、今日はいける!と感じました。
試合が始まり、味方の攻撃が終わってマウンドへ。
しかし全然ストライクが入らず、いきなり先頭バッターにフォアボール。
こっちのマウンドは日本に比べてとても硬く、腰が良くない自分は調整も含め先頭バッターに投げているので、特に気にはしませんでした。
しかしその後も3つのフォアボールを出し、続いてデッドボールを当ててしまい押し出しで失点。
この頃には自分の思うように身体が動かないことに気付いていました。
それでもチームメイトは「ノブ、大丈夫だ!」「ど真ん中にストレート投げてやれ!」「いこういこう!」と励ましてくれる。
しかしさらにヒットを打たれ、あっという間に4失点。
その時点でストライクは2球しか入っていませんでした。
さらに観客からも野次が飛んでくるように。
スペイン語が分からないわけではないから、その野次を聞いてさらに動揺していたと思います。
それを見かねたコーチがマウンドに来て、
「Dame la bola.(ボールちょうだい)」
と一言。
そうして自分はマウンドを降りました。
結果ワンナウトも取れずに降板。
登板から降板まで一瞬で終わってしまった。
「ノブ、次の機会に頼むな!」とチームメイトが言葉をかけてくれたのを背中で感じベンチへ戻る。
マウンドからベンチまでの距離がもの凄く遠く、ベンチに戻るまでの時間がとてつもなく長く感じました。
その後、急遽別のピッチャーが登板しましたがヒットを打たれ、自分の出したランナーが生還し6-0の展開に。
最少失点で見事にピンチを切り抜け、ベンチに戻ってきた彼に、
「本当にごめん。」
と言うと、
「気にすんな!こんなの何でもないよ!逆転しよう!」
と言ってくれました。
その言葉の後に涙が止まらなくなってしましました。
ベンチでうつむいていると、みんなが声をかけてくれる。
「ノブ、さては寿司ばっかり食べてるんだろ?パエリア食べればいいピッチングできるからパエリアめっちゃ食え!」
「まだ始まったばっかりだから心配するな!」
優しい言葉を聞くたび、一層悔しさと情けなさがこみ上げてきました。
チームは必死に追い上げるも試合は12-7で負け。
自分の自責点は6点。
もし自分が投げていなければ勝てた試合...
いつも試合後は勝っても負けても球場の隣のカフェでみんなで雑談をするのですが、その日は隠れるように帰りました。
大好きなバレンシアの街並みも全然目に入らず帰宅。
その夜は悔しくて部屋でも涙が止まりませんでした。
ワーキングホリデーでバレンシアに滞在している自分は最長一年間しかスペインにいることができません。
本来は元々チームに所属していて、何年もチームに在籍できる人が試合に出たほうが絶対にいい。
一年間しかいられない自分が試合に出ることで、元々在籍していた誰かが試合に出られるチャンスを奪ってしまうことになる。
だからこそチームの役に立てるよう結果を残したかったのですが、こんな結果になってしまいました。
今まで野球を続けてきて、ワンナウトも取れずに降板したことはありませんでした。
多分そんなピッチャーは99%いないと思います。
マウンドは世界一低い山だが、世界一登るのが難しく険しい山だ。
菊池雄星 公式ブログより引用
この言葉を実感した日でもありました。
もう二度とこんな思いはしたくありません。
それから今日までずっと引きずっていますが、この記事を書くことで気持ちの整理をつけてリスタートしようと思います。
「2019年7月14日」
バレンシアに来て一番悔しかった日。